ロックオペラ R&Jを観てきましたよ

鈴木勝秀さん演出のパンクでロックなロミオとジュリエット。

観に行くか・・・どうするか・・・ってちょっと迷った演目でしたが行って良かった!

音楽監督が大島吾郎さんだしね!

吾郎さんは私の愛する小西遼生さんの音楽活動に深く関わっておられる方。

遼生ファンの間では「妖精さん」として有名(?)なお方です。

吾郎さん声がいいのよ~

残念ながら私の観劇日には他へ行ってらっしゃいまして、舞台上では別の方がギターをお弾きでしたが。

その方(長井ちえさん)も、めっちゃカッコ良かった!

 

ロミオとジュリエットってどのくらい上演されてるんでしょ。

ミュージカルになってるのもあれば、映画になってるのもあるし。

戯曲そのままではなく、インスパイアされて作られたものを含めたら、膨大な数よね。

基本的なストーリー、つまり

  1. 敵対する2つの団体に属する男女が惹かれ合う
  2. 障害を乗り越え結ばれるも事件により引き裂かれる
  3. 八方塞がりのジュリエットは死んだことにして駆け落ちしようと画策
  4. 伝達がうまくいかずロミオは自死
  5. 目覚めたジュリエットはロミオの後を追って自死

これはどの作品もだいたい、踏襲してる。

ウエスト・サイド・ストーリーだけはヒロインが死なないけどさw

 

ロックオペラR&Jも、基本ストーリーはこのままでしたよん。設定は近未来。

敵対するのは警察と不良軍団。

ジュリエット(仲万美さん)は警察長官キャピュレット(コング桑田さん)の愛娘で、ロミオ(佐藤流司さん)はクズどもの王様。

ロミオはロレンス神父(陣内孝則さん)にもらった招待状でキャピュレット家のパーティへ。

そこで踊るジュリエットに一目惚れして─────

 

このねー、ロミオがジュリエットにいきなり「好きだーーー!!」て言うシーン。

あまりに良くて爆笑したわ!w

佐藤流司さんイイ声ね。

あまり不良っぽくは見えなかったけど、始終イライラしてる若者感良かったです。

このロミジュリが初めましてだと思ってたら、草なぎ剛さん主演の「道」に出てらしたという。気づかなかった。ごめん。

ジュリエットも同じくしょっちゅうイライラしてる。

ワガママ放題のお嬢が、ロミオに「好きだーーーー!」言われてコロリと落ちるとこ可愛かった。

仲万美さんは凄いダンサーさんなんですね~、マドンナのワールドツアーにも参加してたとか。

この方も声が好き。

ていうか、皆さん声が!

声がいい!!

シェイクスピア劇って声のいい役者さんが演じてるのが必須、って思うんですけど、パンク調でもそれが活きてることに驚く。

 

他にも、歌がとんでもなく上手いのは知ってたけどあんなコメディセンスがあるとは知らなかったAKANE LIVさん、

ゴスペル歌わしたらめっちゃカッコいいコングさん、

生グサROCKERな神父の陣内孝則さんと、みなさん声が良くてまー台詞も歌も気持ちがいいったら。

テンポ良くズンズン進んでいく休憩ナシ2時間の疾走感は、ロミオとジュリエットの恋模様そのまま。

ロミオたち「グルッパ(不良の意)」を病原菌として排除しようとするティボルトが藤田玲さん。

玲くん、ここ数年でもの凄くうまくなってると思うのよね~歌も芝居も。

独特な鼻にかかったようなのが元々の声だと思うけど、今回この芝居では違う発声だったように感じた。

台詞がものすごく、聞き取りやすかったわ。

 

劇中、ティボルトの台詞には、鈴木勝秀さん演出だった「ア・フュー・グッドメン」を想起させるものも。

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いわく、この世界には平和の境界線があり、それを守っているのは自分たち。

ベーシック・インカムで生活を保障されつつ、閉塞感にイラついてるだけのグルッパは殲滅されるか、屈服して自分たちの傘下に入れ、というね。

結局ティボルトたち警察側の人たちも、ロミオたち同様イラつくから争いたいだけで同じじゃんと感じるのが面白い。

今現在の世界情勢についても、ふと考えてしまう台詞になってました。

 

これまで観たロミジュリと違うのが、ロレンス神父と乳母のヘレナ(AKANE LIVさん)。どちらも大人のズルさをたたえた、ある意味パンクな人たち。

ロミジュリって本当におバカさんしか出てこない話だと思ってるんだけど、このお二人はバカとは違ってなんというか・・・無責任?(笑)

ロミオが死んだのだって っておっと、これはお口にチャック案件ねw

 

ミュージカルの成否は曲と歌唱にかかるものと思っておりまして、今回満足度が高かったのは楽曲がチョー好みだった、ってこともありますね。

元々ハードロックもパンクも好きだし。曲調はさまざまで、ワンパターンじゃなかったのも良かった。

個人的にはコングさん登場時の音楽でとってもアガりました。♪ブンバボーン とか入れてくるしw
※コング桑田さんは「おかあさんといっしょ」の体操コーナーで「ブンバボーン」を歌ってらっしゃいました

難を言えば後半の暗転の多さですかね~。暗い結末を知っているのでよけいに、暗い気持ちになるし眠くなっちゃうなーと思った。

あ、でもこの作品は暗いまま終わらないですよ。結末は同じなんだけど、ある意味ハッピーエンドにも受け取れるラストになってました。

台詞のないラスト、流れる大島吾郎さん歌唱の曲がとっても良いのでぜひ聴いて。

その後のカーテンコールでも、めちゃ明るいお歌が聴けて楽しいよ!

 

ロックオペラR&Jは7月上旬の大阪公演まで続きます。千穐楽はなんとライブ・ディレイ配信されるそうです。

 

さらにCSのTBSチャンネル2でも放映が決まってます。

予想以上に良かったから観て欲しい!と思った作品でした~、大阪公演に都合がつく方はぜひ劇場へどうぞ。

曲も保存したいし、TV放映も録画するわ(鼻息)

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