奥山 清行氏デザインのオフィスチェア、Xair(エクシア)を見てきました。

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Xair(エクシア)先日、自分用に女性用オフィスチェア「カシコチェア」を購入し、オフィスチェアと腰痛の関係についてしみじみ「無関係じゃねーよな」と思い知ったまみろうです。

長時間座業をなさっているあなた!自費で買ってでも、良い椅子に座るべきよ!!(熱弁)

いやー本当にね、座業従事者にとって椅子は本当に大事だと思うのよ。とか思っていた時に、奇しくもFans:Fansさんからイベント参加のお誘いをいただきまして、新世代オフィスチェア「Xair」を見に行ってきました。

都内某所で行われたXair(エクシア)の説明会。会場に入ると、各々の椅子のところにXair のパンフレットなどが置かれていました。

Xair ももちろん、置かれていましたよ
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Xair カラー黒

先日家具屋さんで見た、レオパードにちょっと似てるかな。レオパードとアーロンチェアを合わせたような感じ?

 

置かれた椅子を眺めまわし、写真を撮りまくってパンフレットを見る。

ふむふむ、制作しているのは「イナバインターナショナル」。イナバ?
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Xair イナバのマーク

そう、作っているのは「イナバ製作所」のグループ会社のイナバインターナショナル。「100人乗っても大丈夫!」の、物置のイナバ製作所ですよ!

へー、オフィス家具なんて作ってたの?

などと失礼にも思ってしまいましたが、実はイナバインターナショナルは1961年からオフィス家具作りもされていて、1986年にはオフィス・デスクのTrygon(トリゴン)という製品でGOOD DESIGN AWARDを受賞なさったそうです。

おみそれしました・・・!(平伏)

 

さてその「丈夫なのはわかるけど、デザイン性とは無関係」なイメージのイナバ製作所(失礼)が作ったXairですが、近くで見るとしみじみわかるのが曲線の美しさ。

だいたい、私って金属フェチ的なところがあるんですが、アルミの滑らかな曲線って色気すら感じませんか皆さん(鼻息)え?感じない??

この美しさはただごとではない・・・と思っていたら、それもそのはず、Xairをデザインしたのは国際的工業デザイナーの奥山清行氏だそうです。

コルベットやポルシェ、フェラーリ、バットマンの車のデザインをされた方ですよ!

そりゃ ただごとでなく美しいはずだわね。

 

さてその美しいXair(エクシア)を見たり座ったりしつつ、イベントの開始を待っておりますと、奥山清行氏本人が登場されました!

さすがにステキですv
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Xair と奥山氏

大人のカッコイイ男性を、久しぶりに見たわ(笑)

イベントではXairの機能性、デザインのポイントなどとともに、奥山氏が考える「日本のものづくりり」についてのお話などを聞くことができました。

同時に、「なぜイナバ製作所を仕事のパートナーに選んだか」というお話も。

イナバ製作所は物置を作っている会社でもありますが、実は大変高い技術を持つ職人を育てている企業でもある。

製造現場を見学に訪れた奥山氏は、その職人さんたちのムダのない美しい動きに感動なさったそうです。

 

身振り手振りを交えながら、Xair のデザインポイント・機能性について説明してくださる奥山氏。
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Xairを説明する奥山氏

びっくりしたのは、一見樹脂に見える一体型アームレストの部分も実はアルミ。

見た目にもびっくりですが、こんな形がアルミで作れるものだってことに驚きました。
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Xairアームレスト部分

普通、オフィスチェアのアームレスト部分って、座面の横からにょっきり出てますよね。私が使ってるカシコチェアもそうです。

でも、Xairは違う。上の写真の通り1本でできていて、背面を巡ってはめ込んだようになっています。

この形だと、アームレストに腕をのせてリクライニングしても、腕の角度が変わらない。まさに上体と椅子が一体化するというわけです。

素晴らしい・・・!

 

そして「さすが車のデザインをした人」と思ったのが、この座面調整レバー。

運転席に座って車内のコンディションを整えるような、直感的かつシンプルでわかりやすいものになってました。
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Xair 座面調整レバー

オフィスチェアの調整レバーってなぜか椅子の下にあって、もぐり込んで見ないと どこが何の調整レバーだかさっぱりわかんなかったりしますよね。それが払拭されていることにびっくり。

「こんなことできるんだ」

と感心した次第です。

いや、もちろんデザイン的に可能でも、機能を損なわず実現する技術力があっての話ですよね。イナバインターナショナル(の、職人さん)恐るべし。

身体を支えるポイントを考慮してスケッチしたら、どうしても背面が”X”の形状になった、という話も。

メッシュ部分の織の話、座面の高さ・背面の圧などの変化でどんな体格・体型の人にもフィットさせることができる、というXair(エクシア)。まさに理想の椅子と言えそうです。

 

奥山氏のお話を聞いた後、ちょっとだけ移動してお料理をいただきました。

奥山氏にちなんだのか、イタリアのチーズやカナッペ、生ハムが
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お料理1

チーズ大好きv でもちょっとしょっぱいんだよね(笑)
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イタリアチーズ

イタリアワインもありましたが、残念ながら下戸の私。おとなしく水を飲んでおきましたとも。

 

お食事をいただくところには、Xairの色違いバージョンが置かれていました。

アイボリーのような色。”エッグシェル”という色みたいです。
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Xair エッグシェルカラー

可愛いけど、汚れそうって思っちゃうのは これでも私も主婦だから?(笑)

で、このエッグシェルカラーのXairに座らせてもらったんですが、最初の印象は正直に言って

「固い。大きい」

でした。すぐ横に奥山氏がいらして、こちらを見ていたので

「やっぱり『男性の椅子』ですね」

と言った私。なんて失礼なおばちゃんなのでしょう(汗)

しかし奥山氏は気分を悪くした風でもなく、

「どんなところがですか?」と聞いてくれました。

「私、イトーキのカシコチェアっていうのを使ってるんですけど・・・」

「はいはい、あれも良い椅子ですよね。そうか、大きいからホールド感がないように感じるのかな・・・ちょっと失礼」

と言って、座面を奥にしたり背もたれの体重がかかるところの高さを変えてくれたりした奥山氏。

国際的デザイナーに何やらせてんだ まみろう!!

しかし調整してもらうと、確かに最初の「固くて大きすぎる」という印象はどこへやら。

背中と腰がいい感じにホールドされて、長時間座っても負担が少なそうです。

面白いことに、オフィスチェアっていわゆる「社長の椅子」みたいなのと違って、あまり沈み込んだり柔らかかったりしない方が心地いいのよね。

私のようにPC作業が多い人には、前のめり気味になれるのもポイントが高い。

やっぱりよく考えられてます。

「どうですか?」

と聞かれ、

「さっきとだいぶ違います。これならいいかも」

と答えた私に、

「良かった。いや、『やっぱり男性の椅子』って言われちゃうと、デザイナーとして何か足りなかったかなと思ってしまって」

と申し訳なさそうにおっしゃる奥山氏。

世界的デザイナーを傷つけてしまった(汗)どうしよう(大汗)

大変失礼いたしました・・・(反省)

 

で、Xair。夫が好きそうなグリーンもありました。私も好きだなー、この色。
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Xair オーガニックグリーン カラー

その後、奥山氏の著作にサインをいただきました!
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サインをする奥山氏

私もちゃっかり記念撮影してもらいましたよv
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奥山氏と

 

いやぁ、本当に良い椅子でした。言い方が失礼ではありましたが、印象としてはやっぱり男性向きの椅子だなと思いますね。

女性が使うなら、私はカシコチェアをお勧めしたいところですが、男性にはXair(エクシア)、大変おすすめです。機能美の極みと職人技のコラボ。

日常的に使うものを、安いからと使い捨てのように買うのではなく、こういう椅子を長年愛用できるようになりたいものです。

しかし個人的には大変残念なことがありましてですね、実は先週末、夫用に「アーロンチェア」を買ったんですよ・・・。今週末届きます。

アーロンチェアを買った直後にこんな椅子を見せられては(涙)ちょっぴり後悔するぢゃないの。

と、いうわけで楽しかったけどちょっぴり胸を痛めながら帰ってきた私なのでした。

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