人は見た目が9割

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仕事で、人事を担当しています。

で、よりよい社員教育とは何かを学ぶために、あちこち研修に出かけたりします。

だいたい、人に何か教えてもらおうとするとお金がかかるのが普通です。

「意識向上」とか「啓蒙」などに関することはなおさら。

逆に、3時間1万円とかの安価なセミナーなどでは、あまり得るものがないというのも事実です。

どんな研修でも、内容に大満足ということは多くありません。

「この話は役に立ったけど、あとは講師の成功体験による自慢だな」

と感じることもよくあります。

そんなもんだと思って受けているのですが、2年前に受けた研修は違いました。

女性の講師の方だったのですが、その立ち居振る舞い、表情、発声、もちろん講義の内容も、とてもためになりました。

なんせ具体的なんです。

「前に出る声を出すには、まっすぐ立つ。まっすぐ立つには、かかとはどうする?つま先は?腰は?肩は?」

ひとつひとつ、分解していきます。

ものすごい細分化された指示。

これでは間違いようがありません。

作業を人に教えるにはここまで分解しなくてはならないのか。

実際にやってみることが多い研修でしたが、講義の時間もありました。

その中で、「身だしなみ」の必要性と「見た目の力」という内容がありましたが、とっても面白い講義だったんです。

で、今回買った本「人は見た目が9割」。

ここに、その講義の内容が全て載っているではありませんか。

ううーん、この内容を話しているだけだったのか・・・。

出版された時期も、ちょうどその講義を受けたちょっと前くらい。

なんとなく「やられた」という気分になるわたくし。

もちろん、その講義の他にも色々と興味深い話を聞きましたし、立ったり歩いたりしゃべったりと実際に動くことも多かった研修だったの。

すべて「受け売り」だったとしても、「いいとこどり」ができたはずなんで、いいんですけど。

情報って、人を介すると値段があがるんだなぁ。と感じたのでした。

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