働きマン 激しく共感します

菅野美穂主演でTVドラマ化されましたね。安野モヨコの「働きマン」。 この人、恋愛ものを描いててもどこかに「人生に対する価値観」のようなものが必ず出てきて、ただノーテンキに「好き好きッ」とか「カッコイイッ」とかいう表現のみでないところが好き。...

ホームレス中学生 親が愛しいのはなぜなのか

若手の人気コメディアンが体験した、壮絶な貧乏生活。 ただそれだけ聞くと、「芸人てのは貧乏生活するのが当たり前なんじゃないの」と思ってしまいますが、彼のそれはひと味違います。 なんせ「芸人生活を始めた大人になってからの貧乏生活」ではなく、中学...

オニババ化する女たち 女は本来菩薩のはずよ

三砂ちづるさんの、「オニババ化する女たち」は好きな本のひとつです。 女が、女としての機能を正しく使い、幸せに暮らそうという明快な理論が展開されていて、とても面白い。 わたくしは独身の時代が長かったのですが、恋人がいないという状況はあまり長い...

もやしもん タイトルから中身が想像できない

「もやしもん」と聞いて、「ああお酒の種をつくるところね」と分かる人がいったいどれだけいるんでしょうか?? この本、話題になってるのは知ってたけど、表紙を見てもタイトルを聞いてもまっったく内容が想像できず。 絵も正直好きなタイプでないので、ず...

“ゆるキャリ”という生き方

著者の葉石かおり氏は、「おひとりさま向上委員会」の代表であるエッセイスト。 「ゆるキャリ」はこの「あなたが辞めると言ったとき、上司はとめてくれますか?」の中で葉石氏が使っている造語です。 「ゆるキャリ」はゆる~く肩の力を抜いた生き方をしてい...

いつまでもデブと思うなよ オタクならではの分析

ビリーズブートキャンプと食事制限で痩せようとしているわたくしに、まさに今ぴっったしの本といえましょう(笑) 自ら1年間で50kgの減量をし、レコーディングダイエットを提唱する岡田氏。 そもそも「オタクの神様」みたいな人だから、内容の理屈っぽ...

火車 宮部みゆきが面白いわけ

今さらいうまでもなくメジャーな作家、宮部みゆき氏。 わたくしも大ファンのひとりです。 もしこれから初めて宮部氏を読む、という方がいるとしたら、最初にお勧めしたいのはやはり「火車」ですね。 宮部氏の代表作はそれこそたくさんたくさんありますが、...

目からウロコのコーチング 人を育てるのはやはり人

社員教育も職務のひとつにしているわたくし。ずっと以前、会社のお金で行かせてもらった研修で、すばらしい講師の方に出会えました。 その方がセミナーの終わりに、 「皆さん、ぜひ『コーチング』というスキルを磨いてください。色々な本が出ていますし、専...

艶女犬草紙 町之介が出会う、運命の女

貸本屋町之介シリーズの最終巻。これと、前述の「後家長屋」の間に「出合茶屋」という短編シリーズがあります。 武士を捨て、貸本屋を始めて5年経つ町之介が、運命の女性と出会うこの物語、今までの短編とはちがってかなり長い。 毎回のことだけど、江戸時...

町之介慕情 後家長屋 官能小説ではあるが

もとは武士だったが、ある理由で武士を捨て貸本屋を営む主人公・町之介。大阪のおおらかな女たちとの交わりや、貸本屋商売の構造、江戸時代の大阪の風俗が描かれた作品。 作者の阿部牧郎氏は1988年に「それぞれの終楽章」という作品で直木賞を取った方。...
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