「肉体労働」は自分の体を行使してその対価を得る労働、「頭脳労働」は自分のアイデアなどを相手に提供して対価を得る労働。
で、自分の感情を絶対に表に出すことなく、相手に合わせた態度とことばで対応することによって対価を得る労働を、「感情労働」と名づけた方があるそうです。
なるほどね~。
私は何度も転職していますが、根本的に「接客業」で仕事をしてきましたから、このネーミングにはとっても納得です。
ひとくちに「接客業」といっても色々ありますが、アルバイトを含めて私が経験したものといえば
「服飾販売」
「文房具販売」
「ホステス」
「パチンコ店勤務」
といったところ。他にも印刷業の原稿作りとか、ファミリーレストランのウエイトレスも、短期間だけどやりました。
印刷業以外はぜーんぶお客さまと直接関わる仕事でしたから、色んなお客さまがいることもよくわかります。
ところで、私が経験した中でいえば、たとえば一般的に思われがちな「お金持ちは威張っていて感じが悪い」とかいうことって、実際にはありませんでした。
何十万円もするスーツを季節ごとに買うような方は、こちらがよほど無礼な態度をとらないかぎり、気分を害するようなことはいいません。
かえって、たいしたことない「小金持ち(まぁ、中流ってこと)」の方に、多いですねぇ、理不尽なことをいう人は。
それは物を買う場だけでなく、たとえばクラブホステスをしているときも同じことを感じました。
会社をいくつも順調に経営している方など、わがままなことなどいいませんし、ホステス相手に風俗嬢にするようなことをする人もいません。
私の経験上でいえば、公務員の方はタチ悪かったですねぇ。
でも、接客業である限り、自分の感情を表に出してはねつければ、お客さまを怒らせてしまいます。
そうすると、怒ったお客さまが大声を出したり、こちらとのやりとりが激化したりして、それを他のお客さまが見ていて気分がいいかというとそんなことはないわけですよ。
だからわがままを言うお客さまを許すという意味合いでなく、他の「良質のお客さまのため」に、どんな理不尽なことをいわれても、とりあえずは笑顔で対応しなくてはならず、自分の感情のスイッチを切っておかないと仕事にならないのです。
私は、「これは仕事上のことだから」と割り切れる方だし、ズルイ性格なので(笑)適当に受け流すということもできましたけど、なんでも真摯に受け止める人は大変そうでしたねぇ。
それで、「自分には接客は向いていない」と言って辞めてしまう人も多くいました。
そのくせ、また接客業についてしまったりして。
まぁ、接客業という業種は慢性的に人手不足ですから、すぐに働き口が見つかるということもありますけど。
本当に自分に向いてないと思うなら、向いている事って何かは考えないといけませんよね。
わからないなら、プロに聞く。
そうすれば、自分が何に向いているのかを知ることもできる。あるいは、本当に向いていないのは「接客業」という業種ではないということが分かったりすると思います。
特にね、今転職を考えようというなら、今は転職のサポートをしてくれるエージェントがいますから。私が転職を繰り返していた頃は、そんなの一般のサービスにはなかったけど、あったら利用してたね。悩んだら、プロに聞くことです!
ちなみに、私個人としては、感情労働は腹の立つことも多いけど、得るものもとても多いと思ってます。なんといっても人を見る目が養われます。最初は、痛いめにもあうけどね(笑)
カテゴリ:コラム・日記
2008年8月11日 14:57 |コメント(0) |▲このページの上に戻る