ミュージカル「フランケンシュタイン」製作発表記者会見に行ってきました

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2016年8月19日、都内某所で行われた「ミュージカル フランケンシュタイン」の製作発表記者会見へ行ってきました。

応募総数約5千通もあったんだそうで・・・200人の中に、よく入り込めたなと自分で感心したわ。

もう、今年は何も当てられないかもしれない(笑)

さてでは、さっそく製作発表会見の様子を。

忘れたとこも多いんで、かなり抜けてると思いますがご容赦ください。

 

登壇は鈴木壮麻さん、濱田めぐみさん、小西遼生さん、柿澤勇人さん、中川晃教さん、加藤和樹さん、音月桂さん、相島一之さん、演出家の板垣恭一さんの順で。

他の皆さんはキリッと引き締まったお顔と、スッと伸び上がった姿勢で登場してるのに、1人だけおててブンブン振って入場してくるアッキー(中川晃教さん)

だいぶツボで笑ってしまった(笑)

アッキーは入場時から退場までずっと、意識をオーディエンスに向けてるように感じましたよ。

 

皆さま1幕の流麗な衣装で登場(フランケンシュタインはメインキャストの皆さんが、1幕と2幕で違う人物を演じるという作品なのです)

わたくしの愛する小西遼生さんはもちろん、濱めぐさん桂ちゃんのドレス姿も美しく、テンション上がりまくり(興奮)

美しいものは尊いわ!!

登壇してすぐ、マスコミ向けのフォトセッションが。

下手へ目線をくださーい、とか言われると、いちいち手の平をそちらへ向けるアッキーがここでもツボで、オーディエンス群も大喜び(笑)キャストさん達も思わずって感じで笑ってました。

でも、いつも笑い出しの拍子というか、間?っていうのかな。それが他の人と違う遼生さんを、私は見逃さなかったわ(凝視)

 

さてフォトセッションが終わると、韓国版のフランケンシュタインの脚本・歌詞を手がけたワン・ヨンボムさんからのメッセージが披露されました。

  • 私の魂であるこの作品が、日本で上演される事を嬉しく思う
  • 日本版がどのように観客の前に登場するか楽しみ
  • 日本の観客は熱い心を持っていると思う
  • この葛藤の世界で、芸術家が出来るのは、「葛藤の果てに希望が訪れる」と表現することだと思う

こんな感じのメッセージだったと思います。

 

続いて登壇者ごとにご挨拶。まずは演出家の板垣さんから。

「この作品は新解釈のフランケンシュタインだと思っています。念のため言っておくと、フランケンシュタインは怪物でなく博士の方の名前です」

会場うふふ笑い(笑)

「原作小説では人造人間である怪物が、この作品では友人の身体を使う、という点に潤色ポイントがあると思っています。ざっくり言うと愛と憎しみに友情というスパイスがかかってる、って感じです」

アッキー「先日、デビュー15周年のコンサートで、この作品の歌を歌いました。こういう機会はあまりない。壮大な音楽とストーリーで、素晴らしい作品だと思います。公演を楽しみにして下さい」

カッキー(柿澤勇人さん)「尊敬する先輩方とご一緒できて・・・恐怖におののいてます(笑) 僕は中川さんのファンで、歌を聴くたびに『こんなに自在に歌えたら人生楽しいだろうな』って。先日歌稽古で初めて会って、緊張のあまりその日の記憶がありません」

会場クスクス(笑)

「これから中川さんと頑張るぞ!って思ってふと見たら社会の窓が全開でした。そのくらい興奮してたんだと思います」

なぜそのオチか(笑)

「僕はこの前の公演で、ケガで大千秋楽まで役を全う出来ないという、とても悔しい思いをしました。たくさんの方に迷惑をかけ、また支えてもらいました。来年1月には万全にして、恩返ししたいです」

カッキー、ホントに無念だったんだろうね。今は慎重にリハビリして、また舞台でステキな姿を観せて欲しいです!

 

加藤さん「お話をいただいて、韓国で観てきました。言葉はわからないのに、気持ちが昂って泣きました。初めての感覚だったし、ビクターは男が見ても惚れるというか。これを今度は自分がやるんだ、と昂っています」

遼生さん「僕もお話をいただいて韓国で観たんですが、韓国の方々の、身体から湧き出てくるエネルギーって何なんだろう、って思ってて。この作品は生命を扱うんですが、心に強く生命を扱う気持ちがあったら、自然と強くなるんだなぁって思いました」

「まだしっかり内容をわかってないんですが…あ、柿澤くんは自分が何フランケンシュタインなのか(ビクターの部分が)分かってませんでした」

なぜバラすかw

「濱田さんは さっき『あっ、私もフランケンシュタインなんだ!』って言ってました」

だからなぜバラすのwww

 

桂ちゃん「実はわたし、明るい人見知りなので、今すごく緊張してます。小西くん以外の方は初めてで・・・」

ここで、カッキーが遼生さんに何か聞いてて、遼生さんの答えを聞いて「ふーん」みたいな顔してたのがちょっとツボだった(笑)

桂ちゃん「私が受けてきた感動を、今度は自分がお客様に届けるんだと思うと、ワクワクしています」

壮麻さん「僕は韓国でこれを観ていないので、稽古場で皆さんから情報を得たいと思ってます。素晴らしい楽曲と、素晴らしい美術が揃った作品で楽しみです。1幕と2幕は違う人物ということで、じゃあ休憩時間は舞台裏はどんなことになるのか・・・と」

会場もキャストさん達も大笑い(笑)

 

相島さん「この美しい女優さん、カッコいい俳優さんの中に、おじさん枠として入れてもらいました

おじさん枠って(笑)

「30年くらいお芝居やってるんですけど、今回は初めてづくしです。皆さんとも初めてだし、今までコメディミュージカルにしか出てなくて、今回カッコイイミュージカルで初めてでございます。そして日生劇場でございます!初めててでございます」

相島さんがあまりにも「初めてでございます」って繰り返すんで、そのたびに会場の笑いがだんだん大きくなった(笑)

濱田さん「3人目のフランケンシュタイン、濱田めぐみでございます」

認識した(笑)

「自分の役の立ち位置とか、役へのアクセスを考えたいと思います。素晴らしい初日が開くと思うので、楽しみにしていてください」

 

その後メディアさんからの質問が。オファーを受けた時の気持ちと、役を引き受けた決め手はなんだった?という質問

アッキー「お話を頂いた時、ちょうど別のフランケンシュタインが公演中で、こんな短期間に再演するの?って思ったら違う作品でした。やってはいけないことをやってしまう、でもその理由が愛からだ、という点に惹かれました」

もっとたくさん色んなこと話してくれてたと思うけど、覚えてない(笑)アッキー、作品のお話するの好きなのかな。そしてカッキーにマイクを渡すとき、

「アッキーでした。はい、カッキー」

って渡してた(笑)

 

カッキー「僕もお話をいただいた時、ナショナルライブシアターのやつだと思ったんですけど、違いました。挑戦の多い舞台だと思い、受けました」

加藤さん「楽曲が素晴らしかったのと、個人的に好きな俳優さんが演じてらしたのが、自分にとってはハードルが高いと感じたんですが、挑戦したいと思いました」

遼生さん「・・・どうだったかな・・・」

出た、忘れちゃうひと(笑)

「韓国版を直訳した台本を最初に読んだんですけど、筋は分かりやすいんだけど勢いと粗々しさがあって。粗があるということは、日本で作ると違うものが出来上がる可能性があるな、と。

韓国産のミュージカルって、作る人たちに、やってやる!書いてやる!っていうエネルギーがあるんですよね。そういうものって核の強さがあって、かっちり出来上がってるものより、すごくいいものが出来上がるなって思ってて。

・・・はい。以上です。ンフフ」

いきなり終わった(笑)

 

桂ちゃん「私は数年前まで、宝塚歌劇団で15年くらい男として生きていたので、このようなドレスを着るのは初めてで・・・スースーするんですけど・・・ブッ」

なぜ吹き出した(笑)

「私なんかが挑戦して、お金をいただいて観せられるものが出来るのか?って。でも挑戦させていただけるのは感謝で。芸事にゴールはないので、自分を断崖絶壁に追い詰めて頑張ります」

壮麻さん「執事役だよ、って聞いて、執事大好きなので。ホテルマンになりたかった人間としては、ホスピタリティを前面に出したいと。ふたりのビクターをお坊ちゃん、と言いながら居心地よくしてあげたいと思い、執事役、拝命しました」

相島さん「いいんですか?って思いました。40代後半に子どもが生まれてから、第二の人生を歩んでいます。今、まったくプライベートな話をしてますが」

本当ですね(笑)

「音月さんも言ってましたが、すべて挑戦です。僕が持ってるチカラ、みたいなものがあるとしたら、どんな風に役立てるかなって。とても幸運だと思い、受けました」

濱田さん「お話をいただいた時に、1幕2幕で違う人物を演じるという点にすごく興味が沸いて。個人的には、一緒に演じる皆さんが、どういう風に役作りをしていくのかが見たい!と。その好奇心もあって、受けました」

 

次の質問は、板垣さんと皆さんに。板垣さんには、役作りのアドバイスをしたいと思ってることや、稽古が始まるまでに準備しておいてほしいことを。キャストさんには、準備しておきたいことはありますか?って質問。

板垣さん「自分の解釈としては、それぞれが2役あるけど、根っこが同じ人物だとしたら面白いと思っていて。人はゴキゲンな時と不機嫌な時がある。ひとりの中にある光と影の部分それぞれにスポットを当てたら、違う人物になるのかな、と」

ほほー

「だからキャストの皆さんには、自分と向き合うお風呂タイムみたいなのを、増やしてもらって(笑)ひとりの中にいる天使と悪魔を駆使して役作りをしてもらえたら、と思います」

やだ面白そうじゃないの(゚∀゚)期待しちゃう!!

 

アッキーはたくさん話してたんだけど・・・何を話してたんだっけ・・・(失礼)

「僕たちもステージ上と、ステージにいない時で違うから2面性があるし、そういうのを隠すのではなく全部さらけ出して行きたいと思う」

って話をしてたと思う。そしてカッキーに変わる時、「ごめん、話が長いね俺」って言ってた。

可愛い(笑)

カッキー「確かに人間って色んな感情ありますよね。喜怒哀楽に限らず、もう色んな感情が入り組んでいて、それがバーンと出るのか、ぐっと抑えるのか。過酷になりそうですけど、楽しんでやりたいですね。あと、幸か不幸かアキレス腱の手術をして、今僕の傷口がフランケンシュタイン状態なんですよ」

タイムリー(笑)

「傷口みると怖いし、こんな感情は初めてなので、何かに使えればと思ってます。頑張ります」

 

加藤さん「舞台に立ってる時って、役なのか自分なのか分からなくなる時があって。役というものを被るのではなく、自分を押し込めずやっていきたいと。あと、歌がんばります」

遼生さん「稽古まで・・・どうしましょう・・・うーん・・・どうしましょうねぇ・・・」

隣の濱めぐさんを見る遼生さんと、うんうんと頷く濱めぐさん(笑)なごむ(笑)

「色々準備しなきゃいけないものがたくさんありますよね・・・稽古が始まってしまえば、周囲へのリスペクトが生まれるし、自分の責任で自分の役を作るんですが」

今、他の舞台の稽古中で集中してるんだろうな~。遼生さんは没頭型で、同時に複数に同程度は没入できなそうな印象があるなぁ。

 

桂ちゃん「私はまず完全に女性に戻らないと。某通販でマイペチコートを買って、家で穿いて練習します」

壮麻さん「執事なので手袋をし続けて馴染ませたいと思います。メンバーを見ると、演技がわりと赤裸々な人たちだと思うので、素っ裸な自分を舞台上に放り出して、相手役とラリーしていく気がします。僕も素っ裸で稽古に臨みます」

素っ裸でも手袋は外さないと言ってた壮麻さん、大好き(笑)

相島さん「まず体のメンテナンスします。55歳なんで・・・歌もダンスも頑張ります。あとは衣装や美術が手助けしてくれると思う。役者はそういう感受性を強く持ってる人たちだから」

濱田さん「感受性が開いていると、特に何を準備しようとしなくても、情報の方から降ってくるというか、そんなふうに思います。エレン役としては、普通の家庭に天才が生まれてしまったという、家族としての誇らしさとか嫉妬とか?そういう心の機微を調べたりしたいと思います」

ほ~これまた楽しみ(*´∇`*)

 

そして最後の質問は、ちょっと様子の違うお嬢さんから。どうやら関西のTV番組、「ピーチケパーチケ」の出演者の方だったみたい。

TVでその様子を見るまでは内容を知りたくない、という方は、この先をお読みになりませんように。

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「怪物役のおふたりにお聞きしたいのですが、怪物って怖くて恐ろしいイメージがあるけど、おふたりはチョーイケメンじゃないですかぁ」

会場が和やかな笑いに包まれた(笑)

「イケメンのおふたりが怖い怪物を演じるということで、観る側としてはどんな怪物を期待したらいいのでしょうか」

会場大笑い、でも舞台上の怪物役ふたりは困った笑い顔(笑)

遼生さん「すっげーハードル上げてきたね今」

加藤さん「怪物って生まれるわけで、生まれたてって何も知らないのに、異形の姿だってだけで怖がられるんですよね。見た目に反したギャップ、みたいなのを表現できたらと思います」

加藤さんは韓国版で観た怪物の上半身がムキムキだったので、筋トレしなきゃと思ったそうな(笑)

遼生さん「アンリと怪物はビクターとのつながりがとても強いと思うんで、どんな怪物であれ、可哀想ってことではなく、怪物の存在によって、ビクターの心の中の葛藤や苦しみが分かるようなものにしたいと思います。造形はエヴァンゲリオンに負けないと思います」

シン・ゴジラでなくエヴァを持ってくるのが遼生さんらしいと個人的には思った(笑)

*** 追記 ***

関西在住のお友だちが教えてくれたんですけど、このお嬢さんはエヴァの登場人物、アスカのコスプレやモノマネをする「桜 稲垣早希」さんという方なんだそうですね。

なるほど、それでエヴァだったか(笑)

 

↑↑↑↑↑ ここまで ↑↑↑↑↑

 

そしてそして、歌唱披露!

本番ではありえない、アッキーとカッキーのデュエットで、「偉大なる生命創造の歴史が始まる」を歌ってくれました。

ピアノだけの伴奏だったけど、ものすごい。ものすごかった、難易度もだけど、なんていうんだろ。歌詞がすごくて。

確信をもって力強く進むときでも、ちょっとだけ迷いがあったりするでしょう。それを振り捨て、出ない足を自分の意志で地面から引き剥がし押し出す、そういう曲だった。

神の領域に踏み出す惧れと、これは冒涜ではない、革新なんだと自分に言い聞かす、そういうビクターの心理を歌う曲なんだわ!

と感じてこりゃえらいことになるよと思ったよ。チケット代が(覚悟)

全編こんな曲たちだったら、スタミナつけて臨まないと負ける。負けるよゼッタイ。気が付いたら客席、屍累々かも知れぬ(身震)

 

低音でスロー、が続いた直後に炸裂する高音ロングトーンはアッキーさすが。でもね、個人的にはカッキーへの期待値がものすごく上がったの。

アッキーが危なげないのはある意味お約束で、歌声にやられにも行きたいんだけど、カッキーが歌うこの曲は、胸をわしづかみにされる感じだった。

カッキーは役作りなどはまだこれから、って言ってたけど、この作品で恩返ししますというのも本気の覚悟ね!って感じたわ。

ああ楽しみだなぁ。早く開幕してほしい。

 

歌唱披露の後は、もう一度全キャストさんが壇上に揃っておしまいでした。

貴重な会見に同席させてくださってありがとうございます!とても楽しかったし、開幕がますます楽しみになりました!

ミュージカル「フランケンシュタイン」は2017年1月開幕です。

 

※公演を観てきました!感想はコチラで
>>ミュージカル「フランケンシュタイン」を観てきました

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