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舞台「とりあえずお父さん」を観ました

藤原竜也くん、本仮屋ユイカちゃん、柄本明さん、浅野ゆう子さんの4人芝居「とりあえずお父さん」を観てきました。

イギリスの喜劇作家、アラン・エイクボーンさんが50年前に発表した戯曲で、彼の初期の代表作だそう。

英国コメディって苦手なものもあるし、タイトルから中身が全く想像つかない・・・

と思いつつ、出演者に惹かれて観に行きましたよん。

観てみたら良質なシチュエーションコメディで、苦手なタイプの笑いじゃなくて良かった。楽しかったし面白かったです!

セリフ運びが本当にうまく出来てて、誰かがもうちょっと詳しく説明したり、個人名を確認すれば誤解が解けるのに、それをしない可笑しさ(笑)

話しがかみ合わず、確認のために同じことを言い方を変えて言ったりするんだけど、それがまた絶妙というか、誤解が深まってしまったりするの。

イギリスのジョークって、いまひとつ好きになれないものも、少なくないのね。モンティ・パイソンとか苦手。階級差とか、無知とか、経験不足を笑ったりするのがどうも好きじゃない。

なのでちょっとだけ身構えたんだけど、そんなの無用な心配でした。

 

東京での公演は終了しましたが、地方公演は2016年に入ってから。なのであらすじは別枠にしておきますね~、これから観る方はご注意くださいね。

 

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保険外交員のグレッグ(藤原竜也さん)がベッドで目覚めると、恋人のジニィ(本仮屋ユイカさん)はシャワーを浴びていた。いつも自分の部屋でやるように、ベッドの下に足を入れてスリッパを探すグレッグ。

ここはジニィの部屋なので、自分のスリッパは無かったのだが、ベッドの下からはどうみても男物のスリッパが出てきた。

ジニィとは知り合ったばかりだが、ふたりはとても愛し合っており、グレッグは結婚を考えている。しかし彼女の部屋には、以前彼女が付き合っていたらしい、年上の不倫相手の痕跡がちらほら。

まだ完全に切れていないのかも?と不安に思うグレッグを、ジニィは取り合わない。

ある日、ジニィは両親に会いに行くため一人で外出する。彼女の部屋に書きとめられていた番地は、彼女の実家の住所だというので、それを頼りにグレッグも実家に向かうことにした。

ジニィの両親に会い、結婚の許しを得ようと考えたのだ。

 

一方、ジニィの部屋にあった番地の家では、フィリップ(柄本明さん)とシーラ(浅野ゆう子さん)夫妻が庭園でお茶を飲んでいる。

ふたりはお互いが外に恋人がいるのではないか、と疑っているのだが、決定的な出来事があるわけでもなく、倦怠期らしい会話をしながら過ごしていた。

そこへジニィを追い越したグレッグが到着し、彼らをジニィの両親だと思い込み、「ジニィと結婚しようと思っている」と告げる。

ところがフィリップとシーラはジニィの両親ではない。それどころか、フィリップはジニィの不倫相手だった。

別れたジニィに未練のあるフィリップは、よりを戻そうとプレゼントを送ったり、電話をかけたりしていたのだった。

ジニィはこの日、フィリップときちんと別れるために、意を決してフィリップ邸にやってくるつもりだったのだ。

フィリップとシーラを両親と信じて疑わないグレッグ。会話の行き違いから、フィリップはグレッグをシーラの不倫相手だと勘違いしてしまう。

ジニィが遅れて到着した時には、誤解が誤解を呼び、すっかりこんがらがっていた。

真実がバレないように言いつくろいながら、新たな誤解が次々と生まれ、グレッグは話の流れでジニィの部屋から持ってきた男物のスリッパを、フィリップ宅に置いていくことになる。

シーラはやがて、ジニィがフィリップの不倫相手だったことに気づくが、グレッグには何も言わず、若い二人の結婚を祝福してくれた。

やがて帰る時間になり、グレッグとジニィは帰って行った。邸宅に残ったフィリップは、置いてあったスリッパに気付く。

ジニィの部屋にあったスリッパは、元彼のフィリップのものだと思われたが、そうではなかった。

全てを悟ったシーラは朗らかに笑いながら、夕飯のしたくのためにキッチンへ。そうして、騒動の1日は終わるのだった。

 

もうね、ずっと笑いっぱなしでしたよ私(笑)

危機を脱したのはいいけど、グレッグと結婚することになって、本当の両親に会わせる時はジニィ、どうするんだろ(笑)

それにしても、会話のすれ違いで誤解が積み重なっていくのが可笑しいったら。前提が間違ってると、差し出された言葉の意味が全く別物になってしまう、ってホントに面白い。

お話の流れもスムーズで楽しいんだけど、特にラストが良かった。

浅野ゆう子さん演じるシーラがね、彼女は天然というか、フィリップとジニィの嘘に全く気付いてなくて、話が全然見えてないの。

そのシーラが、ラスト近くになって隠し事を見抜く。それだけでなく、フィリップが「俺のスリッパと似てるけど違う」と言った時、フィリップもグレッグも気づいていない、本当の事に気づくのね。

そこがたまらなく面白かった。本当の事ってのは、まぁ言ってしまえばジニィの元彼はフィリップだけでなく、他にもっといたらしい、って事なんだけどね。

それにひとり気づいて朗らかに、上機嫌にキッチンに去っていくシーラは品もいいし、したたか。さすが女王の国のお話でした(笑)

 

↑↑↑↑↑ ここまで ↑↑↑↑↑

 

言うまでもないんだけど、藤原竜也くん、うますぎます。

何って、あの藤原竜也くんが、冴えなくてあまり頭が良くない男に見えるのよ(笑)これホントスゴイよね?!

彼女の両親に会えた喜びと昂ぶりで、ずっとヘラヘラしてるのが、すっごい可愛いかった(笑)

ユイカちゃんも声がすっごく可愛くて、透明感があって良かった。

ジニィはしたたかな女の子でクセがあり、ヘタするとすごくイヤな女になってしまいそう。それがユイカちゃんの「きちんとした感じ」で、弱まってると感じたわ~。

柄本さんはふだんTVなどで観てると、声がしわがれてる印象があったんだけど、舞台でもちゃんと何を言ってるか分かる発声なのは、さすがと思った。

ジニィに執着するおじさん像が可愛かった(笑)若い女の子に入れ揚げて、小狡さもあるんだけど、ほのぼのした感じがね~、なんだか憎めない。

浅野ゆう子さんは天然で裕福な奥さんがすっっごいハマってて、シチュエーションコメディが似合うこと!上品でおっとりしてて、でも実はしたたかで強い、という上流の奥さま。説得力がありました。

そしてね~、何よりね~、ものすごくスタイルが良くて美しい。これ大事よね。裕福な上流の奥様らしく、年相応に美しい。大事なことだと思うわ!

 

美術セットもすごくて、特に後半の邸宅の庭は「うわー」って声が出そうになるくらい作り込まれてた。イギリスの邸宅ってあんななのかな。お庭で食事とか優雅でいいよね~。

パンフレットも、そのお庭がモチーフ

 

最近、少人数の会話劇がとても好きだな~。そして笑って劇場から出て来れるのいいよね。

ただただ面白く笑って過ごせて、とても気持ちのいいコメディでした。楽しかった!

  カテゴリー:映画・観劇  



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