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舞台「遠い夏のゴッホ」を観てきました

松山ケンイチさんが初舞台に挑戦、ということで話題の「遠い夏のゴッホ」を観てきました。

松ケンがスバラシイのは言うに及ばず、すっっごく良い舞台だったので、たくさんの人に観て欲しい!!!

と思いましたね~いやもう本当に、すごく良かったです!

松山ケンイチくんの(クンづけでいいのかしら、もう2児の父なのよね彼)演技力・表現力の素晴らしさは今さら私なんぞが言うまでもないんですが、それにしても素晴らしかったですよぅ。

 

ケンイチくんが舞台、ってだけで速攻チケットを手配したわたくしですが、上演するお話の内容について調べてみると「セミの話」だという。

「セミ・・・?」

せっかちなセミの幼虫ゴッホが、同じ幼虫のベアトリーチェと同じ夏に羽化し、結ばれようと約束する。でも実はゴッホは生まれた年を1年間違えていて・・・という話だという。

あらすじを読んでも私の頭の中には疑問符がいっぱい。

「セミの幼虫ってなに、松ケンも美波ちゃんも寝袋みたいな袋に入って芝居すんのかしら」

などとアホな想像が頭に浮かんでみたり。

んなわきゃない。

演出家の西田シャトナーさんも私には馴染みのないお名前で、なんとなく「難解な話なのかも知れないわ」と身構えてしまいましたわ。

 

で、当日。

1月に発熱して舞台に行けなかったのがすっかりトラウマになったわたくし、朝から強い風が吹いていたので

「強風で電車止まるとかやめてくれよ!」

と怯えておりました。なんとか体調も崩さず順調に到着でき、ほっとした次第でございます。

開場時間から少し経ってから赤坂ACTシアターに着いたわたくし。何はともあれプログラムは買わねばならぬ。

ついでに「たぶん使わないんだよね・・・」と思いつつトートバッグも買っちゃった

プログラムを入れるのにちょうどよい大きさ。PTAの資料を入れるのに活用します(笑)

さて、会場を見渡したところまずまずの入り。1階部分は空席があるようには見えませんでした。

そしてここからはネタバレ入るので、これから舞台を観るという方はご注意くださいな!

 

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舞台の上には大きな樹木、そして朝礼台のようなものが4つ。そのまわりに布でできた、オブジェのようなぬいぐるみのようなもの。

大小の丸が繋がりしっぽのようになっているこれが、劇中さまざまなものになるのですわ!

セットもシンプルだけど、すべての表現が基本的に、役者の動きで行われたのが凄かった。「遠い夏のゴッホ」の強烈な印象はその点に尽きます。役者ってすごい。人間には想像力があって良かった!

スクリーンに映像が映るとか、舞台そでから大型の何かが出てくる、ということもほとんどない。台詞と、体の動きや向き、表情、音と照明ですべての状況を表現してました。

上空に舞い上がる、きりもみして墜落する、アリたちを引き連れて飛び、ちぎれて落ちる、そんな動きを舞台に足をつけたまま表現する役者の方々。

本当に凄かった・・・!

時間の経過や「今、実は虫を背負ってて、これから背中から降ろすんだよ」ってところを台詞で表現するところなんて、「ああ!」って声が出ましたもん(笑)

 

声が出たといえばね、あらすじを読んだ時に感じた「難解なのでは?」という心配も全く無用。かなり笑った。

軽妙な台詞や動きが多く、とぼけたキャラクターがいたりツッコミ入れたり、ぜんぜん難解でなくむしろ分かりやすかった。

色んな状況を台詞を言いつつ言葉でも説明する、というのは、たとえば子供がごっこ遊びをする時によくやることで、素直に受け入れられましたね。

遊びに妄想が入らない、というタイプの人はダメかもしれないけど。

アリの女王役の安蘭けいさんは、お姿も歌声も鳥肌ものの美しさでした。

同じ歌を、歌詞と節回しを少しずつ変えて数回歌うんだけど、自然の中に生れ落ちて子を残し朽ちていく、ただそれだけの意味しかない「生」を粛々と受け入れる、虫たちの気高さを歌っていました。

3回目の歌唱ではたまらずという感じで客席から喝采が起きて、安蘭さんもニッコリ。いやーホントにさすが!な歌唱と存在感でした。

 

冒頭の「幼虫期は言葉がなまってる」という設定も松ケンの訛りが聞けて良かった(笑)

「つぢのうえーのほうが、だんだんど なまぬくぐなってぇ」

・・・やめて萌え死ぬから。

勘違いでベアトリーチェより1年早く羽化してしまったゴッホが、寿命を超え次の年に羽化するベアトリーチェに会えるのか。

虫の中でも長生きのカブトムシや、森の長老ガエルにその方法を尋ねながら生き延びようとするゴッホ。人間の住む「冬の来ない場所」で暖をとり、次の夏に森に戻ります。

結局、ベアトリーチェと結ばれることはないものの、不可能を覆し1年生きたセミのゴッホ。ベアトリーチェに魂の鼓動を聞かせ命が尽きる。

でも、その体は自分たちが過ごした木の根元で土に還り、他の生き物の糧となりその中で永遠に命は繋がれていく。

さわやかな感動に包まれて終わり、カーテンコールでの役者の皆さんの表情も、本当に満足されているように見えました。松ケンの表情がね~誇らしいような照れてるような感じで、あの顔はなかなか忘れることができませんわ。

↑↑↑↑↑↑ ここまで ↑↑↑↑↑↑

 

うまくまとめて説明することができないわ~とにかくとても良かった!

あらすじなどから「小難しい話なんじゃないのー」と敬遠している人がいるのかもしれないけど、ホントに楽しく感動する舞台だった!ということは声を大にして言いたいわ。

まだチケットが取れる日もあるみたいなので、機会があればぜひ!

あーまた舞台観に行きたいー。

  カテゴリー:映画・観劇  



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