読書とわたくし

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老後は本を読んで暮らそうと思っているまみろうです。

いえね、息子が初めての夏休みを終えまして、休み中の課題で「本を10冊読む」ってのがあったんですけど、ふだん動画とかばっかり観てるからなのか、本を読むのが進まない進まない。

文字をひとつひとつ読んでいくのがせいいっぱいで、お話が全然頭に入っていかないのね〜。

私の目からみたら絵本みたいな本ばっかりなのに。

この私の子だというのに、物語の中に入り込まないとは。

とか思ってましたけど、要は環境の違いというやつで、私だって小さい頃、今のようにYoutubeだの衛星放送だのあれば、そっちをずっと観てたに違いないわーと思い直しました。

息子がひとりで遊んでるのを見てると、TVで見た話とYoutubeで見た動画を組み合わせて、新しい話を作ったりしてますし、根本的に妄想する力があるのは確認できるので良いかと。

私が小さい頃は本を読む事しか楽しみがありませんでしたからねぇ。

育った環境のおかげでね。私が中学生になるまで、家にはTVが無かったし。

まじめに話すとみんなヒくくらい貧乏だった(笑)

なので、図書館で本を借りるか、本屋で立ち読みするしかなかったんですよね〜。

学校の図書室にはあまり刺激的な本はなくて、もっぱら市の図書館で借りてました。

現実の生活に全く良い事がなかったので、読む本はとにかく現実離れしたものが良かったんですよ。だからホラー・ミステリー・ファンタジーなど、非日常的なものばかり読んでましたね。

そのうち、小学校の高学年になると、犯罪もののノンフィクションとか、野坂昭如とか松本清張とか読むようになって、宇能鴻一郎とか団鬼六とかの官能小説も読んでました。

市営図書館の司書さんに、

「こういう本を借りて行って、お家の人は何も言わない?」

と聞かれたのは良い思い出です(笑)

当時は読んでも書かれていることの半分も分かってなかったように思いますけどね。

でも、読んだってことも覚えてるし、何を、とは説明できなくても、何かを強烈に感じた事は覚えてるんですよ。

それで良かったんだろうなと思うんです。

理解できる歳になってから読むとか、どんな順序で読んでいくとか、そんなの決めたってなんの意味もない。

だから私も、こどもに本を選んで読ませるようなことはしたくない。

「それ、怖いと思うよ」

とか

「それ、エッチな話だよ」

と言うのはいいとしても、

「それは子どもの読む本じゃない」

とは言いたくないの。

どんな本でも読んで、何かを感じて欲しいです。

私は周りの大人に育ててもらったと感じたことは一度もないけど、本に育ててもらったと思う事は、いっぱいあるから。

そんな訳で、本との付き合いはまだまだ続くであろうと思っております。

・・・で、読書の喜びを息子にも知って欲しいんですけどねぇ。どうしたもんですかねぇ(笑)

日記
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まみろうチャンネル

コメント

  1. ジャングル1045 より:

    子供たちが小さい頃、「ほるぷ」という児童書を何十冊も毎月送ってくる会にはいってたんです。本の種類はさまざまで、絵本からいわゆる読み物から図鑑っぽいものからノウハウものまで…。こどもたちがそんな中から手にとる本は10冊のうち半分も無かったかと思います(笑)。そして気に入って何回も読んだり読み聞かせをねだったりした本は1冊か2冊・・・。というわけでほとんどは手付かず新品のまま(苦笑)。それでも自宅で子供が自分で自由に本を選べる環境を作れたということは、ほるぷのおばちゃんの言うとおり、正解だったかもしれないと今になって思います。
    読書ってけっこう「慣れ」みたいなもんもありますよね。小児童書には学校○年向きとか年少向きとか書いてあったりしますが、慣れていないと、たとえば小学校3年生でも「小学校3~4年生向き」という本を読むのはちとツライ。
    レベルダウンして小学校1年生向きでも年少向きでも幼児用の絵本でも手にとれればだんだんレベルアップしていけると思います。子供によっても興味のわくジャンルの本って大人と同じようにそれぞれ違いますから、いろいろ選択肢があるとといいかもしれませんね。

  2. まみろう より:

    >ジャングル1045さん、いらっしゃいませ〜

    ほほぅ、そんなサービスがあるのですか。毎日違う本が読めるくらいの勢いで本が届くなんて、なんて羨ましい環境なの〜。
    ジャングルさんちの子になりたい。私が。(え)

    そうですね、慣れは確かに必要かと。今回、息子の夏休みの間に「推薦図書」ってやつを一通り買って、読ませてみたんですよ。

    10冊ほどだったんですが、その中でも文章の表記がさまざまあって、たとえば言葉の一区切りごとにスペースが空いてるものもあれば、普通の小説のようにあまり句読点もなくずーっと書かれているものもありました。

    息子にとってはスペースが空いていないと、どこで区切って良いか分からなかったらしく、その本はとても苦労して読んでましたね。

    文字ばっかりだと苦痛らしいので、最近はもっぱら漫画を読んでます(笑)

    少しずつお話に没頭する、という経験を積んでくれたらいいんだけどなぁ。とりあえず、ちょっとでも示したら、与える事にしてます。無駄になる方が多いかもだけど、いいですよね。

    コメントありがとうございます!