パチンコ業界にも、転職エージェントが

私は29歳から34歳まで、そして37歳から43歳まで、パチンコ店で働いてました。

最初にパチンコ店で働くことになったのは、借金のせい。その頃、昼はデパート勤め、夜はホステスのアルバイトをしてましたが、収入より支払いのほうが多く、

「このままでは一生払い終わらん!」

と思ったもんでしたねぇ~。

なーんて、今は呑気に書いてますけど、当時はけっこう悲惨でしたね(笑)自業自得とはいえ。

そんなとき、お店に来ていたお客さんの話で、「パチンコ店の○○なら寮もあるし、生活費かかんないみたいだよ」と聞き、本当ならこの暮らしから脱却できるかもと思い、そのパチンコ店に面接に行ったんです。

面接の時に

「生活費がかからないというのは本当ですか」

とストレートには聞けないので、待遇の話の時に遠まわしに聞いて確かめましたっけ(遠い目)

ちなみに、本当でした(笑)

店の2階の寮に住み、食事は会社が取ってくれるお弁当(当時はお給料から引かれませんでした)。

制服は支給だし、光熱費込の寮費は月6千円でした。アパート代も光熱費も、ホステス勤めのために必要だったお洋服代からも解放されて、やっと収入より支払い額が少なくなったんですよ。

それでも最初の頃は、手元に2万円くらいしか残らなかったですけど(笑)

働き始めるまで、パチンコ店には入ったこともなかった私。「無制限」と「交換」の意味がわからなくってねぇ、「無制限」てのは当たったら無制限に玉がじゃんじゃか出てくるのかと思ってました。(そんなワケない)

その当時は機械の故障も多くありましたね~。今の機械は滅多なことでは壊れませんが。

でも入社した会社が男女の区別なく色々なことを教えてくれるところだったので、おかげさまで1年もたつと大概のことには対応できるようになりました。

で、より良い待遇を求めて同業種で転職し、2度目に勤めた会社での激務が原因で身体を壊したんですが、借金はあらかた返済することができました。

イヤなこともたくさんありましたけど、お世話にもなったな~と思ってます。

身体を壊してからは、高給を求めてパチンコ店に転職する気は全然なくて、お洋服の販売員をやったり、友人のデザイン事務所の手伝いをしたりしてました。

そんな私がなぜ復職したかというと、ある日

「私がやってきたことって何だったんだろう」

と考えてしまったからなんですよ。

販売員を長くやっていたとはいえ、プロとして何でも売れるかといえば、そうでもない気がする。

パチンコ店に勤めて、通常は女性はやらない仕事(機械を直したり、釘を打ったり)もした。社員教育もやらせてもらったけど、店を一軒任せられるかといえば、そこまでじゃない気がする。

結局、30代も終わろうとしているのに、何のプロでもない自分。

一方、一緒に暮らしている夫(その当時は彼氏)は、一生懸命勉強して色々な資格を取り、今までとは違う

「コンピューターとインターネットのプロ」

になりつつありました。

このねー、当時の私のもの凄い焦燥感、わかってもらえるかしら。

今さら、何かを始めてプロになれるものだろうか。経験を生かすといっても、もう30代後半。何ができるっていうんだろ。

このまま、スーパーでレジを打ったりお掃除したりするようになっていくんだろうか。その時、彼氏とも別れてひとりだったら?

なーんて考えてですね、怖くなっちゃったんですよ。

それで、パチンコ雑誌に広告が載っていた「パック・エックス」にメールを送ってみました。すぐ連絡が来まして、パチンコ業界へ復職できるものかどうか、エージェントさんと会って話す事に。

正直、30代後半の女性、しかも今住んでいる場所から通勤できるところ、という条件ではあまり数は紹介できない、とはっきり言われて、かえって信頼する気になりましたね(笑)

転職はエージェントさんとの相性というか、どんなエージェントさんと出会うかも大切だと思うんですよ。話が具体的でなかったり、やたら楽観的なことしか言わない人は信用できません。信頼する気になれないエージェントさんしかいない会社とは、付き合ってもいい結果は得られないと思います。

その点、私はラッキーでしたね。

結局、そこで紹介してもらったうちのひとつだった会社に、昨年の春まで勤めてました。もし私が起業する気にならなかったら、定年までずっと勤めていたと思います。

どんなことでもそうですが、分からないことはプロに聞くといい。特に今は不況でもあるし、パチンコ業界に限らず転職を考えている方も多いと思いますが、転職エージェントさんに話を聞いたり、自分の話を聞いてもらったりすると、自分の「他からみた価値」がだんだん分かってくるものです。

ところで、結局私はパチンコ業界ではプロになれなかった気がします(笑)なんでも広く浅いんだよね、私。最近は

「これも持ち味」

と開き直ってますけど。


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