お家につくまでが遠足です 妄想と画力の一致が凄まじいパワーを生む

描くものがことごとく(?)”悪書”扱いされてきた山本直樹氏の、6~7年前の短編集。

もうだいぶ前の作品なんで、「あいかわらず」という言葉は適切ではないかも知れないけど、
あいかわらず、やらしーよ。
しかし山本氏の凄いところは読んでるこちらが吹っ飛ぶような妄想力に、画力がついてきているところ。
こういう人、なかなかいないんじゃないでしょうかね。
表題作「お家につくまでが遠足です」は学芸会の棒読み台詞を彷彿とさせる台詞の応酬。でもやってることはやっぱし、山本直樹(笑)。わたくし的には、オチが最高でした。
どれを読んでも山本氏ならではの寂寥感、狂気、そして場違いなほどあっけらかんとしています。
そしてこの人の描くものって、どんなに悲惨で残酷でも、どんなに露骨に性描写されていても、なんか清潔。
だから好きなんでしょうかね。
ところでこれ、甥っ子が来るときには隠しておかないと、妹に叱られるだろうな(笑)


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