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いじめるな! 間違って行われている競争

弱いものいじめが蔓延しているのは、日本だけではないらしい。

アメリカでも、北欧でも、日本となんら変わりなく、若者は疲れているし構造的弱者は虐げられている。

優秀でも、構造的弱者の立場におかれた若者たちは、建前の”平等”の裏側で当たり前のように差別されている。

精神科医の香山リカ氏と、人材育成コンサルタントの辛 淑玉氏の対談形式で話は進む。

辛氏は自らが”朝鮮人”であることでずっと差別を受けてきた。

今ではそういった構造的弱者支援の活動を精力的に行っている。

一方、香山氏は絵に描いたような中流家庭に何の問題もなく育ち、”平凡”であることにコンプレックスがあるという。

メディアに登場し、精神科医として発言し、現代の若者の特徴的な弱さについて語る香山氏が”平凡であるコンプレックス”があるなんて意外だ。

お二人の活動の内容などを考えると、この本の中で語られていることは実は軽い。

喫茶店でおばさんふたりが、ちょっと真面目に世間話しているといった感じ。

でも新書という性質上、これはこれでいいんだろうな。

現代のいじめの本質をさぐるというより、お二人が活動する中で感じた若者の疲弊感や、日本全体に広がっている細かい階級意識について言及している部分は興味深い。

難解でなく、日々いじめの構造と戦っている人がどんなことを考えているのかがわかります。

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