メイドやゴスロリって秋葉原発のものだとは思うんですが、もはや全国的に市民権を得たって感じですよね。
そもそもメイド服って、ゴスロリのひとつだと思えるし。
本当にメイド服着てるメイドさんっているのかしら。この世に。
などという考えを喚起する、この表紙。でもお話のテーマは、「将棋」なのよね・・・。
将棋といっても、老人会が集まって行うような話じゃーありません。
主人公は「20年間将棋だけをやってきた」という青年。
将棋が好きで好きでたまらなくて、奨励会(抜きん出た将棋の才能があると見られる子どもだけが所属できるというもの)に入る。ところが奨励会からプロになるには、年齢制限があったのです。
年齢制限前にプロになることができなかった青年は、社会に放り出されてしまいます。
彼には将棋しかありません。いつの間にか「賭け将棋」に身をやつしていた青年の前に、「アキバの受け師」メイド服姿の女の子が・・・。
将棋の話なのに、将棋のルールについては一切触れられないのが特異な作風。
コマ割りは大きく、構図はよく言えば大胆、悪く言えば不安定。女子には多分人気が出ないであろう絵面。
いろんな意味で、「さすがヤングジャンプ」って感じです(笑)
勝負の世界を描く漫画は多いけど、そのほとんどが実は相手との駆け引きではなく、ひたすら主人公の気持ちの変化を追い続けていくもの。
勝ち負けが相手との力量差で決まるうちは、本当の勝負とは言えないのですね。
水準が高くなるほど、自分との戦いになっていく。
そこに、「勝負モノ」の面白さがあるように思います。
それにしても、将棋盤の面、「9×9=81」そこへ深く潜るから、「ハチワンダイバー」。
タイトル、秀逸すぎ。