イノセント・ブローカー 絵柄と話のギャップがたまりません

雑誌を買わなくなってから、結構時間が経ちました。
以前は週刊・隔週刊・月刊誌と、色々買いすぎていて、月2万円も雑誌代を使っていたことがあったんですが、あまりにも無駄だろうということで自粛。そしたら今度は何も買わなくなったという。
極端だよな。
さて、そんなわたくしが読んだことのない作家の本を買うときは、圧倒的に「ジャケット買い」が多いのですが、そんな中でのヒットがこれ。
book
イノセントブローカー(Amazon)
ビッグコミックスピリッツで連載しているようですが、絵柄がまさに「ビッグコミック風」(笑)
強烈に惹かれたのは、文字ばっかりの装丁。右下に主人公らしき男性がぽつんと描かれています。
この男性、非常にのほほんとしたいいひとに見えるのですが、帯にはゴシック体で
「闇のブローカー」
「裏切り者には地獄を」
「あなたは人を、自分を絶対に信じられますか?」
というハードな文章がずらり。表紙は青で、帯は赤。またこの帯が、全体の3/4を占めているという特殊さ。
どうして、手に取らず通り過ぎることができましょうか。
ちなみに、この巨大帯をめくると、ちょっとしたギミックがあります。
ぜひ、中身を一度読んでから、めくってみてください(笑)
内容は、元小学校教師だった主人公が、ある事件をきっかけに人間不信に陥り、立ち直ろうとして闇のブローカーに。彼の元を訪れる、色々なものを「売りたい」人々と、「買い取る」裏家業の人々の思惑と裏切り。
お金ほしさに、良心も分別もかなぐり捨てる人々には、現代社会の抱える問題が見え隠れしていますが、基本的には誰も死んだりしないし、「自業自得」の結末。
主人公、藤井くんの復讐ぶりは、底意地が悪く非常に怖い。
独特の絵柄がまた、藤井くんの孤独と苦しみを感じさせてそれまた不気味です。
面白かった!
しかし、あとがき漫画を読むまで、著者が原作も作画も女性だとは思いませんでした。
この絵柄・・・女性が描いてるんだ・・・。


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