誤解してました。何をって、中村うさぎ氏をです。
その言動や行動の端々を拾い読みしただけで、「きっとこの人はアホに違いない」と思っていました。ええ、いましたとも。
でもね、今回エッセイをひとつ読んだら、ちょっと考えが変わったのです。
読んだのは「芸のためなら亭主も泣かす」というエッセイでした。
最初に書かれたのは2005年かな。週刊文春に連載されていたようですね。
中村うさぎ氏といえば、ブランドものを際限なく買いあさって巨額な借金を抱えたり、ホストに入れあげてこれまた借金してみたり、美容整形で別人の顔になってみたり、自分の性的価値を試したくてデリヘル嬢を経験してみたり、と自己破壊衝動でも起きているのかと思うような壊れっぷり。
エピソードだけ聞くと、なんだかな~なんですけど、実際わたくしも「なんだかな~」と思ってたんですけど、書いたものを読むとやっぱり文筆家だなーって思える。
やってることを見ると全然論理的じゃないんだけど、文章で表現される「幸せの種類」や「許せることと許せないこと」、「自己愛と自己嫌悪」は非常に論理的かつ、共感を呼ぶものです。
しまったなぁ。その人の仕事を見ずして、人を判断するまいと思っていたのに、いつの間にか先入観で判断してました。
反省します。中村うさぎさん、すみませんでした。著作を改めて読ませていただくこととします。
笑っちゃうエピソードや、呆れる話が満載のこのエッセイですが、私が中でも好きだと思ったのは「ツッコミ小人の存在」に関する話。
これ、もの凄く分かります、個人的に(笑)心にツッコミ小人を飼う、弊害についてもね。