目からウロコのコーチング 人を育てるのはやはり人

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社員教育も職務のひとつにしているわたくし。ずっと以前、会社のお金で行かせてもらった研修で、すばらしい講師の方に出会えました。

その方がセミナーの終わりに、

「皆さん、ぜひ『コーチング』というスキルを磨いてください。色々な本が出ていますし、専門のコーチを自分につけてみるのもいいです。」

とおっしゃっていました。

その気になりやすいわたくし、早速セミナー帰りに購入しました。

当時「コーチング」という言葉は知っていても、具体的に何をするのかは全く知りませんでした。

なんとなく、人を育てるために自分が「コーチ」になるのだろうということはわかりますが、じゃあ仕事の場で「コーチ」って何するの?という感じでした。

実際、「コーチ」というと真っ先に思い出すのは名作「エースをねらえ!」の宗方コーチ(笑)。

そのイメージでいくと、コーチは何でも知っていて、厳しくて、その指示・命令は絶対、という感じです。

でも自分のことを考えると、部下とはいえ、仕事において自分が正しいことを何でも知ってるわけじゃないし、厳しいばっかりでも今の若い人はついてこないし、あー自分には無理じゃないの?と思ってしまいます。

しかしビジネスでいうところの「コーチ」は全然違うのですね。
 
まず、コーチは答えなんか知っていません。答えは常に相手の中にある。これが前提。

そしてコーチは指示・命令はしない。職務上、上司である場合はもちろん指示・命令を出しますが、コーチとして対峙する場合は、指示・命令は出さないのです。

じゃ、何するの?

端的にいえば、「話を聞く」。それだけです。

ただ、聞き流すのではありません。全身全霊を傾けて、相手の話を聞くのです。じっと聞く。途中で口を挟まずに聞く。次にどんな質問をしようかとか、相手の話の中の矛盾を探したりとかしないで、真剣に話を聞く。

これがどんなに難しいかは、やってみるとすぐわかります。

この本では、一般に思われている「コーチ」のイメージと、実際に機能している「コーチ」の違いや、現実にコーチングスキルを発揮して成功している方の例などが非常にわかりやすく書かれています。

部下を持つビジネスマンのお父さんのみならず、子育て中のお母さんにも、夫を教育中(?)のできた奥さんを目指す方にも、成績は自分の売り上げ次第の接客業の方にも、必ず得るところのある本です。

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